肩の痛みをお持ちの方は多く、成人では1年あたり18%程度の方が症状を有するとも報告されており非常に身近な問題です。多くの方が症状を有する一方で、「五十肩」と広く知れ渡った通俗的病名のもとに、放っておけばよくなるとの考えが広がっております。
残念ですが、医療者側もその知識のままの方も多くいらっしゃるようで、患者さんの中には病院を受診しても「放っておけば治る」、「安静にして痛み止めを飲むしかない」、夜も痛くて眠れないのに「動かさないからよくならない」などと言われてしまう方も少なくありません。
当クリニックは肩関節疾患の治療を専門としてきた院長が診療にあたります。問診と診察に加え、エコー、MRIといった検査を行い正確に診断し治療方針を提案します。保存療法では薬物療法や超音波を用いた関節内注射やハイドロリリース、理学療法士によるリハビリを行います。保存療法に抵抗する場合などは院長が協力病院で手術を行います。
初診から保存療法、手術、術後のリハビリまで一貫して診療を行い、病態と患者さん個々人が置かれている状況を加味して適切な治療を提案するよう心掛けて参ります。